電子BOOK 看板は語る

■著者
野次馬看板研究所 編著
■出版社
■定価
非売品

 

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 手のひらの宇宙BOOKs  第25号
初版発行日 2020年4月10日 
ISBN978-4-908115-21-9 C0095
定価 非売品
本書の無断複写は著作権法上での例外を除き禁じられています。

編著者  野次馬看板研究所
発行者  平野 智照
発行所  あうん社

はじめに(お断り)
本書は、本来なら四年前(2016年)には発行する予定でした。それが延び延びになってしまったのは、ひとえに編集者一人の怠慢によるものです。寄稿していただいた三人の方には長い間お待たせして大変申し訳なく思っています。また何よりも南部白雲さんには遅延したことをお詫びしなくてはいけません。
篠山市は昨年(2019年)、丹波篠山市と市名が変更されました。その丹波篠山市の取り組みについて書かれた横山宣致さんの原稿をはじめ、橋谷惟子さん、才本謙二さんのそれにしても、四、五年前に寄稿していただいたものです。また、ネット上で紹介して七年、十年も経過したルポ原稿などもありますが、これらの記事を含め、「篠山市」の表記はそのままとしていることを、先ずお断りしておきます。
冒頭からこんな「お断り」の挨拶で恐縮至極ではありますが、原稿の中身は「ひとつの歴史」を物語っていますし、ここに掲載した看板の数々は今も街々の中で物語っているはずです。本書をきっかけに少しでも看板やサインに興味をもっていただけたら幸いです。
※篠山市は、2019年に丹波篠山市となりましたが、横山宣致氏の原稿は変更前の表記とします(編者註)

令和2年2月吉日
野次馬看板研究所兼編集人 平野隆彰

もくじ
第1章 看板かサインか、モニュメントか
第2章 野次馬歩けば看板に当たる
第3章 街並みづくりと看板のコンセプト
建築からみた看板(才本謙二)
篠山市の「屋外広告物」の取り組み(横山宣致)
神戸岡本の景観づくり(橋谷惟子)
第4章 街とサインと看板(横山宣致)
第5章(Ⅰ)南部白雲木彫刻工房の仕事……
第5章(Ⅱ)木彫刻サインの復活普及に向けて
コラム 昭和ネオン高村看板ミュージアムの展示看板

 

あとがき

当初、本書のページ数は倍ほどにするつもりでしたが、「はじめに」でお断りしたように、発行予定が四年ほど遅延しています。何しろ気ままな野次馬で取材する時間もなく、当初予定した一冊の本にまとめるにはまだ相当時間がかかりそうです。
そこで紙本の発行は将来の課題として、非売品の「電子ブック」としてネット上で公開することにしました(本書の無断複写は著作権法上での例外を除き禁じられています)。紙本も若干部数、オンデマンド印刷で制作します。こちらも「非売品」で、冒頭の8ページと最後の8ページのみカラー印刷です。
実は、オンデマンド印刷は初の試みですが、近年、この技術とクオリティがかなり向上したと業界では喧伝されています。確かにそのようです。しかしオフセット印刷に比べたら写真の画質はやはり見劣りするように思います。それでもここ数年、オンデマンドが普及してきたのは、活字だけの本の印刷はオフセットとの見栄え差はほとんどなく、また何といっても少部数での出版が可能という魅力があるからでしょう。(単価は高くなりますが)。 
オンデマンド本も非売品ではありますが、もし、印刷本をご希望される方がありましたら、あうん社までメール(奥付に記載)でお申し込みください。実費(印刷・製本費)に送料を含めて1500円(税込)を頂戴いたします。受注生産なので、お届けには1週間ほどかかります。
最後になりましたが、本書の執筆者には改めてお礼申しあげますとともに、南部白雲木彫刻工房の発展と伝統職人の活躍の場が広がることを祈念いたします。
 さらにまた、東京オリンピックを延期に追い込み、世界に拡散した新型コロナウイルスが一日も早く終息することを祈って……。

令和2年3月25日
野次馬看板研究所・編集人 平野隆彰