小説『藍と青』

【著者紹介】
亜海清次(あかいせいじ)
1949年、京都市に生まれる。
神戸大学農学部卒業。
高槻市役所職員時、及び、その後、労働運動に携わる。
会社員、塾講師などを経て
2003年、特定非営利活動法人を設立し介護事業を運営する。

 小説【解説】
明治維新と1945年の敗戦、そして、2025年の現在とはほぼ80年周期である。
歴史は大きく動いている。現在の転換は人類史の岐路でもある。
その巨大な歴史の転換点、本流に対してどう立ち向かうのか。
弱いちっぽけな人間を本書は描こうとしている。
明治維新は日本の帝国主義的自立でもあった。それは敗戦に至る過程で無残な醜態をさ
らした。その加害責任から目をそむけで前に進むことができない。
しかし、今また、巨大な怪物が姿を現し、世界を席巻しようとしている。
戦争を阻止するたに何をなすべきなのか。