電子BOOK 看板は語る

ようやく、ようやく発行しました。以下、「はじめに」より
本書は、本来なら四年前(2016年)には発行する予定でした。それが延び延びになってしまったのは、ひとえに編集者一人の怠慢によるものです。寄稿していただいた三人の方には長い間お待たせして大変申し訳なく思っています。また何よりも南部白雲さんには遅延したことをお詫びしなくてはいけません。

篠山市は昨年(2019年)、丹波篠山市と市名が変更されました。その丹波篠山市の取り組みについて書かれた横山宣致さんの原稿をはじめ、橋谷惟子さん、才本謙二さんのそれにしても、四、五年前に寄稿していただいたものです。また、ネット上で紹介して七年、十年も経過したルポ原稿などもありますが、これらの記事を含め、「篠山市」の表記はそのままとしていることを、先ずお断りしておきます。
冒頭からこんな「お断り」の挨拶で恐縮至極ではありますが、原稿の中身は「ひとつの歴史」を物語っていますし、ここに掲載した看板の数々は今も街々の中で物語っているはずです。本書をきっかけに少しでも看板やサインに興味をもっていただけたら幸いです。
※篠山市は、2019年に丹波篠山市となりましたが、横山宣致氏の原稿は変更前の表記とします(編者註)

令和2年2月吉日
野次馬看板研究所兼編集人 平野隆彰

本の表紙をクリックすると電子BOOKが開きます。

もくじ

第1章 看板かサインか、モニュメントか
第2章 野次馬歩けば看板に当たる
第3章 街並みづくりと看板のコンセプト
建築からみた看板(才本謙二)
篠山市の「屋外広告物」の取り組み(横山宣致)
神戸岡本の景観づくり(橋谷惟子)
第4章 街とサインと看板(横山宣致)
第5章(Ⅰ)南部白雲木彫刻工房の仕事……
第5章(Ⅱ)木彫刻サインの復活普及に向けて

コラム 昭和ネオン高村看板ミュージアムの展示看板