手のひらの宇宙BOOKs創刊ゼロ号 

自ろん公ろん無ろんVol.1
24の手のひらの宇宙・人 著

もくじ


「おおきな歯こども基金」への思い  雨松真希人
木曽深山の祈りと誓い  池田聡寿
ビジネス雑感 ―― TPPとフリー商品  魚住隆太
今、日本戦後史を正そう!!  大西泰鄰
P・F ドラッカーの『日本への遺言』  岡田敏明
二編の「丹波春秋」  荻野祐一
第三創業の只中、のぼる階段はまだ99段ある  小林宏至
気楽隠居のつぶやきと大言壮語  近藤和雄
地域を元気にするビジネスモデル
    ~外食・中食サービスが変える~  重森貴弘
紫陽花の約束  志茂佳人
天・女・老――愚自戒抄  千賀貴司
介護サービスから広げる百年の計  田中知世子
浜田中央商店街アーケードものがたり  田原圭子
不沈空母を目指して  田村勇二
嬉し、楽し、職人人生  南部白雲
四季つれづれに  ひろこ
男の料理 ―― お気に入りの割烹料理店― 編  福西 裕
腹一つ  船越武英
私の手のひらの宇宙  丸清 峰
山が笑えば、つられ笑い ―― 丹波の里山文化は、誰が継ぐのか?  宮川五十雄
モンゴル力士はなぜ強い?  もり・けん
Daydream believer   山口憲一
健康で長生き、そして幸せに生きる魔法の術  山田喜愛
「特定の文化」に関する一考察  吉田泰三

 あとがき

「手のひらの宇宙BOOks」は、過去の記録や生きた証、将来の夢などを語る紙上の自由広場である。これまでに書いたものをまとめたり、新たに書く気持ちがあれば、どなたでも参加できる。
出版のかたちとしては複数の著者による「共著の自費出版」ということになるが、より正確な意味を込めて「自主出版」と呼んでいる。執筆者は「手のひらの宇宙」というこだわりのないコンセプトで自主参加されているからだ。 
しかし執筆者各人は、本が出来上がるまでは互いにご存知ない。そこがまた面白いところで、一冊の本が出来上がったとき、形も色も多彩な手のひらの宇宙が展開している。見知らぬ執筆者たちが本書の中で出会うことも一つの「物語」になるだろう。そういう意味においても「手のひらの宇宙BOOks 」は出版の新たな扉を開くものと信じたい。本書を創刊ゼロ号としたのは、その扉ページを執筆者のみなさんとともに開きたいからだ。

「自ろん公ろん無ろん」は自由テーマだが、このほかに「食と農と里山」、「縁(えにし)とルーツ」という二つのタイトルがあり、それぞれのテーマ・タイトルでのシリーズ化を同時進行ですすめている。
執筆者のなかには同じテーマの次号でも執筆を予定している方や、別のテーマのほうに新たな執筆者を紹介してくださる方もいる。こうして人の手から人の手へと広がり、執筆者同士あるいは執筆者と読者の間にも新たな出会いが生まれることを願っ ている。

「手のひらの宇宙BOOks」は、基本的に書店流通はしないが、いくつかのネットで販売するし、願わくは執筆者各人にも自主的・積極的に販売していただきたい。
それぞれの「手のひらの宇宙」が、風に舞う種のように宇宙いっぱい広がり、ふたたび大地に舞い降りて根付いていきますように――。

末尾になりましたが、この記念すべき「創刊ゼロ号」に参加いただき、貴重な原稿をお寄せくださった執筆者の皆様には改めて感謝いたします。

 二〇一四(平成26)年九月一日   あうん社  平野 智照